平山情報サービス

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■□■ 時々日記 ■□■

2021.05.31 政府の情報システム「1者応札」7割という新聞記事をみて

こんにちは。平山情報サービスです。

R03.05.26の日経新聞に、(1)会計検査院が「政府の情報システムの入札は1者応札が7割(新規は約59%、改修は約94%)になっていて、ベンダロックインを懸念」、(2)日経新聞の記者が「政府内のIT人材不足も足枷」という内容の記事があった。
※(1)も(2)も同一記事内

私は、平日の日中に本職として、ある政府系システムに携わっているのですが、そのシステムは行政機関が行う事務処理の厳正化と効率化を目的に作られ、運用されています。そして、行政機関の行う事務処理はどのように行われるかというと法律に基づいて行われています。
ということは、行政機関のシステムを作るうえではある程度のその業務知識と法律を理解していないといけません。

さてさて、0から頑張ってその業務内容と法律を勉強して運用してきた会社と、新たに応札しようとする会社のどちらが有利か?というと、当たり前に既存のシステムを運用している会社になります。

1者応札となる一番の原因は、新規参入の業者が業務内容と既存システムの設計書を読み込む時間をコストとして見積書に反映しないといけないのに対し、その分のコストを削減できる既存の業者が有利なためであるという、当事者になれば当たり前のことがほとんど書かれていないのはどうなのかなぁ~と思った。・・・というどうでもよい話。

個人的には、ピンハネ(実際にはピンどころではない)構造が問題なんだと。・・・おっとこれ以上は私に仕事が回ってこなくなるのも嫌だし・・・

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